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■日時 2014年1月11日(土)~12日(日)
■場所 南ア・大武川一ノ沢
■メンバー 荒澤(記)、ヨコさん(ぶな)、ミヤタさん(ぶな)



7:45ごろ、大武川林道終点をスタート。人面ダムを過ぎてすぐに旧林道と真新しい林道が分岐しているが、新しい方を登っていく。このあたりは一面アイスバーンになっていて登りはアイゼンなしで登れるものの、下りが思いやられる。一ノ沢の出合の対岸付近までくると前方に巨大な堰堤や立派は橋が見え、河原へ下る道があり、それを下ると、大きな石が渡してあって簡単に渡れる。対岸に渡ったら、離山北稜の末端を適当に登り、くるぶし~膝下ラッセルしながら1393mピークまで登る。ゲートからおよそ2時間半。

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林道からも一ノ沢大滝が見える

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新しい巨大な堰堤の手前で河原に下る道がある

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石が置いてあり簡単に渡れる

1393mピークからは尾根を下り、しばらく行くと尾根が分岐して、尾根と尾根の間は緩いルンゼになっている。どちらもわりと下まで続いてそうで一瞬迷うが、とりあえず右の尾根を下り、行き詰まったところで左のルンゼ状に入ると赤テープがあり、一ノ沢本流まで懸垂なしで降り立つことができた。

記録を探ったら1週間前に入っているパーティがいたはずなのだが、一ノ沢に入ってからはトレースもなく、ラッセルに時間がとられる。また、河原の岩がいちいち大きく、登ったり、巻いたり大変である。1時間ほどで下の大滝に到着し、荒澤リードで取りつく。50mロープ一杯で、ぎりぎり落ち口の右岸の灌木に届き後続をビレイ。下の大滝を登ったあたりも平坦地があり、テントは張れそうだが、できるだけキャンプを上げたいのでさらに進み、一ノ沢大滝の下30分ぐらいのところにテント設営。水は取れるし、やることないし、昼間っから白州をリアル南アルプス天然水割りにして飲む。あぁ、幸せ。

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初日のハイライトは下の大滝50m

翌朝、まだ薄暗い6時半すぎにテントを出発し、7:10ごろに大滝の下に到着。7:25ごろヨコさんリードで1ピッチ目スタート。滝の左側を登り、50mロープ一杯で上部の取付きまで。2ピッチ目、ロープを結び変えて荒澤リードで登る。ロープ30m分ぐらい右上しながら登り、滝の右端近くまで来たところで割と立っている5mぐらいを直上し、さらに左上して、少し滝の段差のあるところでピッチを切る。およそ45m。斜上するのに時間がかかり、手が冷えて途中でゆっくり回復させたり、割りと時間がかかってしまった。3ピッチ目も引き続き荒澤リードで、左上し、そこから落ち口に向かって直上。落ち口からはラッセルで、左岸の灌木までロープを伸ばして約40m。4ピッチ目はラッセル+簡単な氷だったので、フォロー上がってきた二人をそのままビレイして上がってもらう。登攀終了10:50ぐらい。

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一ノ沢大滝 近づくとより一層大きく見える

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1ピッチ目

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2ピッチ目終了点より

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3ピッチ目終了点より

大滝の上で休憩したあと、中滝のすぐ近くまで見学に上がる。確かに50mぐらいではあるが、上部の15mぐらいがバーティカルで核心のようで、1ピッチで抜けるのは難しいだろう。30mぐらいのテラスでピッチを切って2ピッチで登るのが妥当か。今夜も泊まる気であればトライできるが、当初の予定の本日中に下ることを考えると、時間が足りなさそうなため、今回は見学のみとして、下ることにした。

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中滝 次回は登りたい

トポをみると「右岸の尾根を下る」とあったので、探してみるがそれらしい降りれそうなルートがない。登って来る時に見た左岸の灌木は細いものが多く、ちょっと懸垂したくないので、太い木の多い右岸の樹林を懸垂し、最後は氷柱に捨て縄で支点を作って下降。引っかからないようにこまめに懸垂したりして結構時間がかかってテントに戻ったのは14:30ごろ。すぐに撤収して一ノ沢を下り、尾根への登り口で16時。1393mピークに16:40。最後はヘッデン下降で18時過ぎに車に戻った。さぁ温泉であったまるぞー、と思ったら、ヨコさんの車が車内灯つけっぱでバッテリーが上がってエンジンがかからない。JAFを呼び、駐車場を出れたのが20時過ぎ。こんな林道の奥まで来てくれてJAFさん、ありがとう!

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こういう特殊車両ってかっこいいよね
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昨シーズンも計画したのだけど、天候の問題で転進した三峰川岳沢にやっと行ってきました。まぁラッセルに苦労はしましたが、全くトレースのないルートを行くのは楽しいですね。ロープを出した滝はすべてリードし、しかもヘッデン登攀のおまけつきでなかなか充実した良い山行でした。

■日時 2013年12月28日(土)~30日(月)
■場所 南ア・仙丈ケ岳周辺・三峰川岳沢
■メンバー 荒澤(記)、ヨコさん(ぶな)、ムラナカさん(ぶな)





■28日(土)丸山谷~岳沢越え~岳沢出合
08:07 ゲート
09:43 北沢-南沢分岐
13:00 営林署宿舎跡
16:10 岳沢越え
16:45 岳沢出合近く

27日夜、長谷の道の駅で車中泊。どんどん車が増えていく。みんな戸台かな。翌朝、丸山谷ゲートへ向かうも、手前の集落のゲートで通行止め。近年、だいぶ手前から歩かなきゃいけなくなったという噂は聞いていたけど、本当だった。そこから昔の車止めのところ(塩沢との出合付近)までは1時間弱。そこから丸山谷を歩き、北沢と南沢の二俣まで。ここまでは轍があったが、ここからはトレースなしで南沢を詰める。地形図眺めながら適当に登っていくと結氷していない滝が出てきて左のバンドから小さく巻くとすぐに上段の滝が出てきた。これも左から巻けるかと思ったけど、落ち口近くがトラバースできなさそうで一旦下り、アイゼンを装着して右壁の薄い氷を登る。しばらくで営林署跡に到着し、岳沢越えへ向けて登る。途中、赤布に導かれて谷の左側の尾根状に上がったが、徐々に岳沢越えのコルから逸れていく感じがあり、右へトラバースしながら樹林帯の中に突入し、岳沢越えに到着。時間も遅いので、一気に河原へ下り、テント設営。水は川から取れて楽ちん。降り続く雪が心配だが、起きてから考えることにする。

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2段の滝上段は右壁の薄い氷を登る

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岳沢越え付近からラッセルが一段と厳しくなる

■29日(日)岳沢出合~F8上
06:40 ビバークサイト
07:00 岳沢出合
10:20 F3下
16:10 F8下
16:40 F8登攀開始
18:20 F8登攀終了

翌朝、天気は快晴。積雪も大して増えた感じはしないので予定通り岳沢突入。しかし、出合までもラッセル。そして出合からもラッセル。最初の滝(F1かな?)までたどり着くのに2時間ぐらいかかる。F3の幅広の滝は右の方が簡単そうだったが、調子に乗って中央付近をリードしたら落ちた(笑)。仕方ないので空身で登り、荷揚げ。素直に簡単なラインに行くべきでした。反省。続くF4は素直に左端のラインをちゃんとリード用手袋に替えて登る。一度落ちたことで謙虚になりました。しばらくまたラッセルで16時過ぎにようやくF8ソーメン流しの滝に到着。時間的にはF8の下を整地してビバークすることも考えたが、翌30日に確実に下山して家まで帰ることを考えると今日中にF8は越えておきたい、ということでヘッデン準備して取付く。下部の傾斜がない部分は割愛してフリーソロで登り、右端にスクリュー2つでビレイポイント構築。1ピッチ目はそこから左上して少し傾斜の落ちた左端でスクリュー2本でビレイポイント構築。2ピッチ目は完全に闇の中で、右上して、最上段の右端を登り、雪壁をラッセル。氷もないし、ビレイポイントを探しながら歩くと右手の岩にハーケンを3本発見。ぐらぐらだったので打ち直してビレイポイント構築し、フォロー二人を迎える。18:20登攀終了。

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岳沢にはいってもラッセルが続く

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F3の左の氷柱が立派!

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F3のど真ん中をリード中

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F4は左端を登る

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F8ソーメン流しの滝登場

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F8登攀ライン

■30日(月)岳沢F8~仙丈ケ岳~戸台
07:00 F8上出発
09:50-10:10 大仙丈ケ岳
10:55-11:15 仙丈ケ岳
13:00-13:30 北沢峠
17:00 戸台

翌朝も快晴。この先のラッセル具合が気になるところ。たまに深いところもあるが、おおむね雪が締まっていてそこまで深くは沈まない。ぐんぐん高度を上げて、真っ白な雪面を青空に向かって登っていく気持ちの良い登高がづつき、大仙丈ケ岳に到着。あとは一般道なのでもう安心。仙丈ケ岳までひと登りで、あとは延々下る。この下山がまた長い。昨晩のヘッデン残業のおかげで本日は残業なしで17時に戸台に到着。タクシーを呼んでも河原まで30分かかるというので、戸台大橋まで歩いて、そこからタクシー4380円でゲートまで戻り、車回収。我々のほかに車2台増えていて、しかも、一台は完全に道路のほうへ駐車しちゃってる。ちょっとまずいよね。

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紺碧の空に向かう気持ちの良い登高

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大仙丈ケ岳で記念撮影


岳沢F8 ソーメン流しの滝クライミング詳細