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■日にち 2017年5月4日(木)~6日(土)
■ルート 剱尾根R4~剱尾根上半部縦走
■メンバー 荒澤、佐々木、リッキー(R4のみ。同人青鬼)

最近JECCに入った佐々木くんが「R4に行ってみたい」というので、GWはR4に行くことにした。佐々木くんはアイス経験があまりないので、4月頭に2日間アイストレーニングを実施。名門山岳部出身なので、基本的な山ヂカラは十分(ぼくよりも上なんじゃ?)なので、すんなりリードもできるようになり、R4にも連れて行けると判断し、GWを迎えた。

3日の夜に都内を出発し、26時ごろ馬場島到着。一杯飲んでから就寝。6時過ぎに警備隊に入山の挨拶をして、雪の状態を聞いてから出発。

今年は雪が多く、渡渉もないので1時間ちょっとで池ノ谷の出合まで到着。一休みして、ヘルメットをかぶって池ノ谷ゴルジュに突入。特に不安要素もなくゴルジュは通過し、広くなった池ノ谷を延々と詰める。二俣には9時半ごろだったか?12時ぐらいには三ノ窓に着くかなぁなんて言いながらなかなか近づかない三ノ窓と降り注ぐ日差し、どんどん増す傾斜に体力を奪われペースダウン。途中、R4を登って下りてきた青鬼のちっぺこ夫婦と挨拶を交わし、13時ごろに三ノ窓到着。ソロでR4を狙いに来ていた青鬼のリッキーとも合流したが、R4は氷が薄く不安定なのでソロは諦めたという。じゃあ明日一緒に登ろうという話になり、夕方から宴会スタート。まだ薄明るいうちに就寝。

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三ノ窓が見えているけど遠い。。。

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R4は氷薄いねぇ

翌5日は4時出発予定だったが、結局4:25ごろ出発となった。10分ほどでR4取付きに到着。下から山下ガイドのパーティも迫ってきていたので、すぐに準備して荒澤リードで登攀開始。

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三ノ窓を出発

1ピッチ目はほとんど氷はなく、トラバースから一段上がるところはドラツーで越える。そのあとは薄い氷だが傾斜もないので特に難しいところもなく、50mぐらいロープを伸ばして残置リングボルトとトライカムでピッチを切る。2ピッチ目は氷の詰まったガリーといった感じで、チムニー部分にもほとんど氷はなくチムニー登りとなる。プロテクションはプアだが、簡単なので問題ない。これも50mぐらい伸ばしてハング下の雪の棚で残置ハーケンとナッツでピッチを切る。ここでリッキーにリードを交代。久しぶりのアイスで登攀にもビレイ点構築にも時間が掛かったが問題なく2ピッチリード。その間に山下ガイドに抜かれた。さすが速い。5ピッチ目は荒澤リードで上部の雪壁まで伸ばし、スタンディングアックスで後続を確保。あとは各々フリーソロでドームの頭まで。全体に氷は薄かったし、水っぽくてスクリューは信用ならないけど、今シーズンはそんなのに慣れたので簡単だった。

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R4 2ピッチ目の終了点より

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小窓の王がカッコいい

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ドームの頭で自撮り。佐々木くんの自撮り棒大活躍

ここで、本日下山するリッキーとは別れ、我々は引き続き剱尾根上半部に突入する。5年前の夏に剱尾根は登っているのだけど、全くこの辺の記憶がなく、出だしの岩場はどこ登るのだかいまいちわからない。とりあえず近づいてみると登れそうなラインがあったのでロープを付けて行ってみたら問題なく突破できた。続いて佐々木くんがリードし、雪壁~岩のリッジを通過。念のためもう1ピッチロープ伸ばしてあとは簡単そうなのでロープをしまった。順調に剱尾根の頭を通過し、長次郎の頭に到着。本峰が見えているのだが、ここから一旦下ってから登り返すと思うと非常に気が重い。長次郎のコルからの最後の急登をゆっくりと登り、山頂には12:15ごろ到着した。一通り記念撮影をし、源次郎から登ってきた3人パーティの写真を撮ってあげたりしてから13時前に山頂を後にした。

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佐々木くんリード

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剱岳山頂にて

「この時間なら今日中に馬場島まで下れそうだね~、今夜はきときと寿司だ!」と盛り上がっていたところで、遥か彼方から「お~い、お~い」と呼ばれる。声の主を探すと長次郎谷の中ほど、八ツ峰の5-6のコルの下あたりに人影があり、「救助要請」と叫んでいる。状況が全く分からないが、とにかく救助が必要らしい。稜線上は携帯が使えるので、警察に通報し、山岳警備隊とのやり取りが開始された。佐々木くんの声が良く通ったので、要救助者と何とか会話ができ、状況を警備隊に伝えることができ、剣御前の警備隊が徒歩で救助に来るという。途中、ガスで視界がなくなったりもしたが、16時前に警備隊が到着するのを見届けてから三ノ窓に戻った。これから下れなくもないが、なんだが疲れたので、三ノ窓にもう一泊し、明日の早朝、雨が降り出す前に下りることにした。

翌朝、3時に起床し、4:20ごろ下山開始。あっという間に二俣を通過し、池ノ谷ゴルジュを通過したところで一休み。三ノ窓から2時間程度で馬場島まで下り、警備隊のところで救助活動の状況を聞き、要救助者の無事を確認して剱の山行は終了。

きときと寿司は11時からなので、栄食堂で名物のたら汁と刺身、ホタルイカ、納豆ご飯をたらふく食べて、一路小川山へ向かう。途中スーパーで山菜などを調達し、親指岩で軽く登ってから、夜はてんぷらパーティ。翌日はセレクションを登って昼前に下山。ふじもとで焼肉食べて、渋滞のない中央道を快調に飛ばして帰京。GWを満喫できました。
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